二日目〜早朝編 12/4

例によって眠れないというか、まどろみながら迎えた午前3時。これまで体験したことの無い苦しみが突如襲う。呼吸困難。バーナーとドライアイスで腹を中から焼かれる感覚。決して吐くことのない強烈な吐き気。
原因は腸が動き始めてガスが腹に充満し、胃などを圧迫しまくっているため。さすがに看護師さんたちも困っている。私も見たことの無いありえない映像とかいろいろいけないものを脳内で見てしまっていたw
約2時間後、当直の医師が到着。イケメンのヒゲ先生だ。大丈夫か?若先生などと思いつつ、聴診器をあてられる。ごめんなさい、おねがい、タスケテ・・・。
ヒゲ「んー・・麻酔切れですね♪ちょっとまっててねもってくるから」
えらく簡単なりゆう・・・。それから数分後、背中に刺さっている部分麻酔用シリンダーに麻酔薬を補給してもらった。
なんで麻酔薬きれてんのと非常に腹立たしくなったけど、疲れきっていたのと、安心感から気を失うように眠ることが出来た。
このときの経験としては忍耐限界を超えて継続する苦痛を味わっても人間なんとかなるということ(もうごめんだが)、本気で死んだ方がまし、殺してほしいと思える苦痛の感覚を知ったことが、いえます。
まあ、私は本当に敏感というか、痛みを感じやすく痛みに弱いタイプだそうで。