本番実況(前半) 12/2

6時に叩き起こされる。さあ、もうまな板の鯉状態。点滴やら心電図やらをどんどん装備されていき、気がつけば8時。家族がやってくる。とりとめもなく会話。
あっという間に9時前。人間、意外と冷静です。看護師さんと雑談しながら物凄い勢いでEVに運ばれていく寝たきりの私。寝ていてよく見えないけれど、金属系のメカなEV内。
ほどなく手術室にご到着。これまたメカメカ・・で秘密基地状態。10数人のスタッフが既にかいがいしく動いている。
麻酔医「はい・・・いきなすよ」
っえ〜マッテ。といえるわけもなく、鯉(私)は生まれたままの姿にされて…(*ノ∀ノ)横寝のまま膝を抱えた体制に丸められる。
背中にツクっときた。
麻「硬膜麻酔っていってね、背骨のとこの云々に麻酔いれるからね〜、押される感じするけど鈍感でいたくないところだからね♪」
私「いてええええええええええ」
ふと目をやると麻酔の人はご年配のご婦人。凄く優しそうな、穏やかな面持ちが逆に恐い。やはり、というか急にご婦人のテンションがあがる(ような気がしていただけかもしれないけど)
――背中にぐっぐっと「いた気持ち悪い」圧迫感。きもちわりーとおもっていたら口に何かかぶせられる。そこから意識がない。